2021 March

 

 
 
 

今年は仕事が忙しくゆっくり愛でる余裕も無かったお雛様。母の作品の中から小さなお気に入りの立ち雛の羽子板を飾り漆のお重にひなあられを。羽子板の裏には手刺繍の桜、一足早く桜咲く華やかな雛祭り、お白酒でも頂きたいもの。

 

 

 
 
 

最近はオンラインの打ち合わせがすっかり定着、一日中事務所の机に居る事も珍しくない。ティータイムのお茶やおやつ、アペリティフは平坦な一日の大切なアクセント。ポリフェノールたっぷりのチョコレートは「カカオ70%」をチョイス、アーモンドやドライフルーツとの相性も良くコーヒーのお供に。羊羹や梅昆布には日本茶と組み合わせを考えるのも楽しい。そして全ては美容のために・・・。

 

 
 
 

30余年の日仏往復生活の中でこれほど飛行機に乗らない生活は初めての事。それでも時は巡り今年もエールフランスからバッゲージタグが届く。いつもなら幾つものディスティネーションの違うスーツケースそれぞれにタグを付けるけれど、今はひっそりと並んでいるスーツケースが何とも切ない。

 

 

 
 

久しぶりに元所員のY君が来訪、PC周りのいろいろをご教授頂く。メールやライン、フェイスブックと連絡のツールは増えたけれど、それぞれに「年相応の使い方」があるはず。お礼に主人の蔵書から珍しい建築の写真集をプレゼント、プラハの地図でラッピングしつつなかなか行かれなくなったヨーロッパの話。まさかこんな時代が来るとは・・・。

 

 

 
 

母の親友である画家の佐野ぬい氏の作品カードやグリーティング切手、残されたコレクションをまた少し整理する。代名詞である青い抽象世界は「佐野ぬいブルー」と称されるほど、美しい作品は時を経てもその魅力は褪せない。いつもまでお元気で描き続けて頂きたいもの。

 

 

 
 

ようやく桜も満開、朝のバドミントンも場所を替えて桜並木の公園へ。濃い赤の椿と淡いピンクの椿もこの季節のお楽しみ、たわわに実る果物を思わせる大粒でふっくらとした椿の花、幾何学模様の様に幾重にも重なる花弁は精巧に出来た作りもののよう、いつもながら自然の作り出す形にデザイナーは敵わない。

 

 

 
 

1967年の家庭画報のリビングページに掲載されている私の育った家、このテーブルに載っている漆黒のお皿は祖母の形見として今も大切に使っている。釣りが趣味だった祖父が自分でさばいたお刺身をダイナミックに盛り付けていた姿を思い出す。今も我が家ではお刺身用のお皿、優しかった祖父の笑顔が蘇る。

 

 

 
 

緊急事態宣言でお花見自粛の雰囲気の中、久しぶりのお墓参りは期せずして桜のシーズン、濃い緑の松林をバックに薄紅色の桜に迎えられる。お供えのお花は華やかだった祖母、叔母、母らしくピンクの濃淡のスイートピーにかすみ草をあしらってシンプルに。

 

 

   
 
 

デトックス効果や血流促進効果があるとしてモデルさんの間で人気の「お白湯」、鉄瓶で沸かせば味もまろやかになり鉄分補給にもなると聞き早速トライ。昔ながらのずっしりとした南部鉄器は主人のゼミ生からのプレゼント、私の名前にちなんで赤色をチョイスして下さったと伺い嬉しく使う。

 

 

 
 
 

最近は友人に会う機会もめっきり減ってしまい、オープニングも内覧会もホームパーティーもナシ、手土産や差し入れのお楽しみも無いままもう一年が経つ。いつもなら珍しいお茶や美味しいコーヒーはお客様の時に出すとっておき、とする所だけれど。美味しい日本茶や美しい中国茶を友人と分かち合える日が早く来ますように・・・。

 

 

   
 
 

スポーツジムを辞めた代わりに「バドミントンとランニング」はすっかり朝のルーティーンになり、スキーシーズンは誰も居ないスキー場で随分滑った。今年はついに主人もスキーを始め貴重な記念写真、来シーズンの上達を祈って。

 

 

 
 
 
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春になると一斉に野の草が花開くことを昨年の緊急事態宣言中の公園で初めて知って以来、朝のランニングのお楽しみに。紫のすずらんのような「ムスカリ」はギリシャ語の麝香「ムスク」に由来するという。大きな花弁の菩提樹の花もこの季節の風物詩。

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